2021年10月20日漢方生薬の継続的な治療開始。 皮膚も痒く、身体は、弱い感じ。
2022年7月23日デトックス漢方開始。 以前より少し眼に元気さが出てきた。
2022年12月6日三種類の漢方薬内服を継続。元気!毛艶もよい!ルンルンです!
2022年8月30日右後頭部 毛は少なく細い感じ。
2022年12月31日右後頭部 4か月で毛が太くなり、量も増えました。
2023年1月12日 毛がとても多くなり、元気いっぱいです!
撮影や掲載へのご理解ご協力をいただきました、飼い主様、患者様に深く感謝申し上げます。
説明
11歳のシーズーの女の子です。
アトピー性皮膚炎
細菌性皮膚炎(膿皮症)
脱毛症
慢性腎臓病
貧血
がありました。
飼い主様のご感想
『うちの子はシーズーの中でも難治と言われるくらい皮膚病が全然改善しない症状の持ち主でした。
若い頃から薬とシャンプーで対処してきましたが、1年を通して体は熱く多汗でかゆみ赤みがあり、血が出るほど掻きむしってしまい、かわいそうな程でした。
湿熱症という診断をうけ、生薬を飲ませる事にしました。何度も調合を調節していただき飲み続けた結果、体の熱やかゆみが治まり、不快な症状が緩和しました。
その他にも舌の色が紫色、数値も貧血ぎみで、悪天候時には下痢をするなど腸も弱く、下半身も痩せてきていたので腎臓の機能低下もあり、見た目貧相なお婆ちゃんのようになってしまっていました。
先生が熱心にうちの子に一番合う生薬を探し続けてくれたおかげで、今は毛はフサフサになり皮膚もきめ細かい肌になり、下半身にも肉が付きしっかりした体になり若返りました!
元気で長く生きて欲しいので続けて行きたいと思っています。』
飼い主様が、ご家族である患者様のことを非常に大切にされて、一生懸命治療をしてくださいました。
中医学上の診断では、『湿熱症』に加えて、
『血熱症』『血虚』などがありました。
複雑に絡み合った紐を1つずつ丁寧にほどくように何回か漢方薬の調剤を調節し治療をしていきました。
その結果、凍った氷が溶け出すように、ある段階から一気に体は良い状態になりました。
漢方生薬内服の経緯
細菌性皮膚炎・アトピー性皮膚炎に対する治療→皮膚病の漢方治療
中医学上は、『湿熱症』という状態でさらに血液に熱が入る『血熱症』という状態にもなっていました。これらに対応した漢方で治療しました。また、体の表面の熱を取るための漢方も使用しました。飼い主様がおっしゃるように皮膚は、とてもキメが細かくなり、綺麗な肌に変わりました。
腎臓や消化器の機能改善し、血液中の老廃物を体外に排出する「デトックス」漢方を使用しました。
この漢方生薬の使用により異常値となった血液検査の腎数値の改善を認めることが多いです。
腎数値上昇で食欲低下した患者様は、この漢方内服により食欲が出ます。
貧血・脱毛症に対する治療
消化管からのタンパク質の吸収を良くし、貧血を改善するような漢方生薬を使用しました。
この漢方生薬は、貧血改善や、消化管からの蛋白吸収促進作用があるため、消化管吸収に問題がある低アルブミン血症の患者様は短期間で改善することが多いです。
貧血改善・血液中の蛋白質濃度上昇・改善により、毛が生えてくることが多いです。
今後の治療方針
現在とても良好な状態を維持することができ、漢方生薬治療前とは別人のようです。
飼い主様も、患者様も一生懸命治療をしてくださいました。
時間の経過とともに、体の状態も変化してきますが、その都度しっかりと診察をさせていただき、できるだけご本人の生活の質を向上できるようなお手伝いができればと考えております。
#イヌ皮膚病イヌ細菌性皮膚炎#イヌ膿皮症#イヌアトピー性皮膚炎#イヌ脱毛症#イヌ慢性腎臓病#イヌ貧血#シーズー#シーズーアトピー性皮膚炎#シーズー皮膚病#シーズー脱毛症
#漢方内科専門獣医師 #動物鍼灸 #動物鍼灸治療 #動物病院 #漢方薬 #生薬 #動物漢方
静岡動物漢方鍼灸センター
しゅう動物病院
診療のご予約はこちらからどうぞ→
TEL054-248-6167
Eメール
syuanimalhospital@gmail.com
LINE ID syu-ah
2023年12月28日 16:54