静岡動物漢方鍼灸センター|静岡県葵区西草深町|動物病院

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病気の原因に対する中医学的解釈

⭐️中医学では、病気の原因は、次の3つと考えます。
1.外因
2.内因
3.不内外因

1.外因……行き過ぎた気候変化(六淫)や流行病
例)行き過ぎた気候変化→暑すぎる夏で熱中症になるヒトが続出
流行病→インフルエンザの大流行  

六淫とは→六気の過剰や不足、季節外れの気候変化が発生した場合、健康状態を崩す病気の原因となり、六淫または六邪と呼ばれる。

六気とは→自然界にある6種類の正常な気候変化のこと。
『風』は、空気の流動や気圧の変化
『暑』は、高温多湿
『火』は、極端な気温の上昇
『湿』は、湿度の上昇
『燥』は、乾燥
『寒』は、気温の下降



2.内因……感情変化が病気の原因であること
例)心配事があるとお腹が空かない。その症状が続けば、お腹が張り、痛くなり、下痢をする。

小学校に行きたくない小さな子供が毎日、朝になるとお腹が痛くなる。
日曜日は、お腹が痛くならない。学校が休みだから。

 気血の『気』を全身に巡らせるのは『肝』
『肝』は、精神的ストレスにより、その働きが悪くなる。

心配事がある→肝に精神的ストレス→気滞症(気滞症)→気が巡らない→消化管の動きが止まる→お腹が空かない→消化管内ガス産生→腹囲膨満感→お腹が痛くなる→下痢

3.不内外因……交通事故・食べ過ぎ飲み過ぎなど、外因でも内因でもないもの