1.外因
2.内因
3.不内外因
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「外因」とは、気候の変化や流行病など、身体の外から影響を及ぼす要因を指します。
中医学では、自然界には「六気(ろっき)」と呼ばれる六種類の気候変化があると考えます。
風(ふう)
空気の流動や気圧の変化など。春の季節と関連します。
暑(しょ)
高温多湿。夏の季節と関連します。
火(か)
極端な気温の上昇。真夏のような強い暑さと関連します。
湿(しつ)
湿度の上昇。中医学では「長夏(ちょうか)」と呼ばれる時期と関連します。
燥(そう)
乾燥。秋の季節と関連します。
寒(かん)
気温の低下。冬の季節と関連します。
これらは本来、自然界に見られる正常な気候変化です。
しかし、その変化が過剰になったり、季節に合わない気候変化が起きたりすると、身体の状態に影響を及ぼす要因になると中医学では考えます。
このように、身体に影響を及ぼす状態となったものを「六淫(ろくいん)」または「六邪(ろくじゃ)」と呼びます。
例えば、極端に暑い夏には、暑さによって体調を崩し、熱中症が増えることがあります。
中医学では、このように身体そのものだけではなく、季節や気候など、身体を取り巻く環境との関係も含めて健康状態を捉えていきます。
中医学では、「湿」は長夏と関連するものとして考えられています。
一方、日本では湿度の高い状態が長期間続くため、中医学上の季節区分だけではなく、実際の気候も考慮する必要があります。
当院の日々の診療では、3月頃から10月頃までの比較的長い期間にわたり、「湿」の影響を考慮することがあります。
これは中医学における一般的な季節区分そのものではなく、日本の気候と当院での診療経験を踏まえた臨床上の捉え方です。
そのため当院では、暦だけで判断するのではなく、その時期の気温や湿度、季節の変化と身体の状態をあわせて確認しています。
「内因」とは、感情の変化が身体の状態に影響を及ぼすという中医学の考え方です。
例えば、強い心配事があると食欲がなくなったり、お腹の調子が悪くなったりすることがあります。
小さなお子様が学校へ行く日の朝になるとお腹が痛くなり、学校がお休みの日には症状が見られない、といったことも、感情と身体の状態が関係する身近な例の一つです。
中医学では、「気」を全身に巡らせる働きと「肝」には深い関係があると考えます。
また、精神的なストレスなどの感情の変化は、「肝」の働きに影響を及ぼすことがあると考えられています。
その結果、「気」の巡りにも変化が生じることがあります。
このように「気」の流れが滞った状態を、中医学では「気滞(きたい)」と呼びます。
中医学では、心と身体をそれぞれ独立したものとして考えるのではなく、互いに影響し合うものとして捉えます。
そのため、食欲や消化器の状態について考える場合にも、身体だけではなく、生活環境や感情の変化などを含めて状態を確認することがあります。
当院でも、現在現れている症状だけでなく、その背景にある身体全体の状態を踏まえて評価しています。

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