静岡動物漢方鍼灸センター|静岡県葵区西草深町|動物病院

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治療原則『頭寒足熱』について

✴️『頭寒足熱』という言葉があります。
頭寒足熱:
動物の身体は→上半身が冷えていて、下半身が暖かい状態が正常な状態です。

(例)
風邪をひいて発熱をすれば、頭は熱くなり、
あるいは、更年期障害でもやはり火照りが出て、熱くなります。
→頭は熱くなり、病気となる。

水分を摂りすぎると、水は身体の下に溜まりむくみが生じ冷えます。
→足は冷えて病気となる。

すなわち『頭寒足熱』と逆の状態になると病気になります。

前足(手)の問題は熱により生じる。→『熱をとる』漢方治療
後ろ足(足)の問題は冷えにより生じる。→『冷えをなくす』漢方治療

このような漢方生薬治療の原理原則があり、このことを理解し、改善しないと病気は、治りません。

実際の症例では、
(例)
・風邪をひいて発熱→頭の熱をとる漢方処方→頭は冷えて状態改善。

・頚椎椎間板ヘルニアで前足の動きが悪い→前足は、『熱』により問題が起こる→『熱』をとる漢方処方→前足の運動機能回復

・腰椎椎間板ヘルニアで後ろ足の動きが悪い→後ろ足は、『冷え』により問題が起こる→『冷え』をとる漢方処方→後ろ足の運動機能回復

などです。


 
2024年02月03日 21:25