当院での考え方
慢性腎臓病に対する漢方生薬治療では、現在の検査結果だけでなく、これまでの経過や体質、全身の状態を踏まえて治療方針を考えていきます。
同じ慢性腎臓病であっても、身体の状態や経過はそれぞれ異なります。
当院では、診察および検査結果をもとに個々の状態を総合的に評価し、それぞれに合わせた漢方生薬治療を行います。
中医学的な捉え方
西洋獣医学では慢性腎臓病として一括りにされますが、中医学では体質や状態により、いくつかの側面から捉えます。
代表的なものとして、「腎陰虚」「腎陽虚」といった考え方があります。
陰虚と陽虚
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陽虚:体を温める働きが低下し、冷えが見られる状態
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陰虚:体内の水分バランスが乱れやすく、乾燥傾向が見られる状態
いずれも体質的な要素として捉えられ、治療方針を考えるうえでの一つの目安となります。
腎陰虚と慢性腎臓病の経過
腎陰虚の状態では、飲水量の変化や尿の状態の変化が、比較的早い段階から見られることがあります。
経過の中で、尿比重の変化や血液検査での数値変化が確認され、西洋獣医学的な診断へとつながる場合もあります。
当院では、こうした経過に加えて、診察および各種検査から得られる情報を総合的に確認しながら、その時点での状態に合わせて治療方針を検討していきます。
慢性腎臓病の西洋治療について
慢性腎臓病では、
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食事療法
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点滴治療
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各種内服薬
などが行われることが一般的です。
当院での位置づけ
漢方生薬による治療は、すべての症例に当てはまるものではありませんが、状態や経過によっては、体質面へのアプローチも含めた選択肢の一つとなる場合があります。
まとめ
慢性腎臓病では、現在の状態だけでなく、体質や経過を踏まえた対応が重要になります。
当院では、個々の状態を確認しながら、その時点で適した方法をご提案しています。


