色と温度の関係について
中医学では、体の状態は「色」や「温度」と関連づけて捉えます。
ここでは代表的な3つの例をご説明します。
① 赤色(熱の状態)
強く怒っている人の顔が赤くなる場面を思い浮かべてみてください。
興奮すると血流が上昇し、体に「熱」がこもることで、顔色は赤く見えるようになります。
このように中医学では、「熱は赤として現れる」と考えます。
また、「少し頭を冷やしたらどう?」という言葉は、高ぶった状態を落ち着かせる、という意味合いになります。
※中医学における「熱」には2つの考え方があります
・実熱:体の内部から生じる熱
・虚熱:体の潤いが不足することで現れる熱感
② 白色(冷えの状態)
寒い環境で体が冷えると、血流が低下し、顔色は白く見えるようになります。
このような状態は、「冷えは白として現れる」と捉えられます。
③ 紫色(循環の停滞)
どこかをぶつけた際に見られる内出血は、紫色として現れます。
これは、血液の流れが滞り、局所的に循環が低下している状態です。
中医学では、こうした状態を「瘀血(おけつ)」と呼びます。
瘀血の考え方
血液は本来、体内を循環しているため固まりませんが、流れが滞ると、その場に留まり変化が生じます。
このような「巡りの低下」は、体の状態にさまざまな影響を与えると考えられています。
加齢との関係
年齢とともに体力や活力が低下すると、中医学では「気」が不足した状態(気虚)と捉えます。
この状態では血の巡りも低下しやすくなり、結果として「瘀血」の傾向が見られることがあります。
まとめ
・赤:熱の状態
・白:冷えの状態
・紫:巡りの停滞
このように、色の変化は体の状態を知る一つの手がかりとなります。


