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中医学の診察に必要な考え方①...色と温度の関係
 

中医学の診察に必要な基本的な考え方① ...色と温度の関係
①赤色
②白色
③紫色
について

①あの人プンプンに怒っていて、顔色がすごいよね
→この顔色は『赤色』
→怒ると、血の気が頭に登り、『熱』が入り、顔は『赤くなる』
→『熱は赤』

→『少し頭「冷やしたら」どう?』という周囲の問いかけは、
→『興奮して顔が赤く、手がつけられない』
→『頭に熱が入っているから冷やして、冷静になって』の意味



※中医学では、『熱』は2種類ある
→ 体の中から自発的に出てくる熱を『実熱』
→体の70%は、水分でこの水分が抜けることにより、ほてったように体が熱くなることを『虚熱』と言います。


②こんな寒い日に、Tシャツ1枚で寒いでしょう?ガタガタ震えていて顔色すごいよ。
→ この顔色は『白色』
→『冷えは白』

③ さっきドアに肘ぶつけちゃって、内出血しちゃった
→ 内出血は『紫色』
→内出血は、循環障害
→『循環障害は紫色』


📙内出血の西洋医学的な解釈は 硬いものに肘をぶつける。
→肘周囲の 皮膚の中、皮下組織や筋肉、骨周囲の毛細血管が破れ、血管外に血液が漏れ出す
→破れた血管に血小板や血液を固めるための血液凝固因子が集まり、皮膚の中でかさぶたのようなものができ、冷えて固まる

※液体は温度が下がり、動きがなくなると固まる性質がある  

製氷機に水を入れ、冷凍庫に入れると
→水は温度が下がり、製氷機の中で動きがなくなり固まる

血液は、温かい動物の体温の体の中で、常に循環しながら動いているため固まらない 肘をぶつけて肘の組織周囲血管外に血液が漏れ出した。
→血液は動きが止まり、局所的に温度は下がるため固まる。
→これを中医学では『瘀血(オケツ)』と言い、血液ぐドロドロになったものが血瘀(ケツオ)と呼ばれる物質です。

瘀血は、循環障害によって起こります。

10歳を過ぎたワンチャンネコちゃんはでヒトに例えるなら還暦です。
還暦になる。
→若い時よりも元気がなくなる。
→『気虚』体質になる
→気虚になると『血』が動かなくなる。
→『瘀血』体質になる

物事には当然ですが、原因が最初にあり、結果がその後に来ます。
原因が瘀血
結果が肩こり、シミ、イボ、心臓病 瘀血ができる1つの要因は、加齢に伴う『気虚』です。

気虚になる→ 血動かず→瘀血体質になる。→心臓病になる これは、加齢に伴う西洋的な病気の発症の中医学的解釈の一例です。

 
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