貧血の漢方治療
『貧血』と『血虚』体質について
貧血はさまざまな要因で見られる状態で、
一般的には、
・エリスロポエチン製剤
・ビタミン剤や鉄剤
などを用いた対応が行われます。
中医学では、血液検査で変化が現れる前の段階として、
「血虚(けっきょ)」という体質を捉える考え方があります。
これは、体を養う働きを担う「血」が不足している状態を指します。
血虚の状態で見られる変化
血虚の状態では、日常の中で以下のような変化が見られることがあります。
・被毛の艶が低下する
・皮膚や被毛が乾燥しやすくなる
・毛量の変化が見られる
・眠りが浅くなる
・落ち着きに変化が見られる
・舌の色が淡く見える
当院での考え方
このような体質の変化を早い段階で捉え、状態に応じて対応を行うことが一つの考え方となります。
漢方生薬では、血の状態を整えることを目的とした処方や、体全体のバランスに配慮した組み合わせを用います。
また、日常のケアとして、体調に応じた食事の工夫をご提案する場合もあります。
治療の位置づけ
すべてのケースに当てはまるものではありませんが、体質面からの変化が関与していると考えられる場合には、一つの選択肢として検討されることがあります。
まとめ
貧血として数値に現れる前の段階から、体の変化を捉えていくことも、状態を理解するうえでの一つの視点となります。


