貧血の漢方治療
「貧血」と「血虚」体質について
貧血は、さまざまな原因によって生じる状態です。
西洋獣医学では、貧血の原因や状態に応じて治療が行われます。
中医学には、西洋獣医学における「貧血」とは異なる概念として、「血虚(けっきょ)」という身体の状態を捉える考え方があります。
「血虚」とは、中医学における「血」の働きが不足している状態を指します。
そのため、血虚と血液検査で診断される貧血は、必ずしも同じものではありません。
血虚の状態で見られる変化
中医学で「血虚」と捉えられる状態では、日常の中で次のような変化が見られることがあります。
・被毛の艶が低下する
・皮膚や被毛が乾燥しやすくなる
・毛量に変化が見られる
・眠りが浅くなる
・落ち着きに変化が見られる
・舌の色が淡く見える
ただし、これらの変化だけで血虚と判断するものではありません。
診察では、現在の症状や体質、全身状態、検査結果、これまでの経過などを含めて総合的に評価します。
当院での考え方
当院では、血液検査の数値だけを見るのではなく、身体に現れているさまざまな変化や体質にも目を向けます。
現在現れている症状だけでなく、その背景にある身体全体の状態を確認したうえで、個々の状態に応じた漢方生薬治療を行っています。
また、必要に応じて、日常生活や食事についてご説明することもあります。


