静岡動物漢方鍼灸センター|静岡県葵区西草深町|動物病院

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左前肢機能不全のネコちゃん😺漢方生薬と鍼灸治療で回復

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⭐️外傷により左手をついて歩くことができなかったネコちゃん😺漢方生薬と鍼灸治療で機能回復しました。

https://www.instagram.com/p/C6StGqvvSlO/?igsh=MWI0YXJoNHdqdmhqbQ==
初診から約30日で手をつくようになりました。
また、初診から45日で、お家で走るようになりました。

かかりつけ医では、
外傷により神経が切断されたような状況であれば、機能は回復しないと言ったそうです。
西洋で治療なら、
ビタミンB複合剤と消炎鎮痛剤でしょうか。

📕中医学での問題点は、
1.瘀血
2.血熱
3.前肢熱感
4.経絡不通
5.湿熱

全て漢方生薬内服治療で解決していきました。
手首までの神経の問題だけではなく、
上記の1-5の問題を解決しない限り、機能は、回復しません。

🌠経過と飼い主様のご希望

当院にお見えになるまでの2週間皮膚表面は紫色で関節は曲がったまま硬く腫れていました。
そのままであれば左手は機能を失います。
飼い主様は、何とか手を元通りにしたいですとのご相談でした。
 

📕現在の様子


1. 触診で硬く、紫がかった色
問診で『保護した時は冷たかった』 
→瘀血がある。
→ 瘀血は、ドロドロ血液が局所に溜まったもの。肩こりも瘀血です。
→⭐️紫色は、なくなりました。

皮膚が赤色

2.血液の中に熱が入った『血熱症』
→⭐️赤色は、正常なピンク色になりました。

前足で熱感あり
→3.頭寒足熱の法則に反する 
→⭐️熱感は、なくなりました。

4.経絡の詰まりがある
→⭐️伏せている状態では、手をつくようになりました。
手首の関節は、柔らかくなり、関節可動域も広がってきました。

5.爪にベトベト黒いもの・過去に膀胱結石結晶による尿道閉塞
湿熱症→ベトベト→痰湿
爪にベトベト→『爪は筋の余り』→筋を司るのは『肝』→肝胆湿熱
ベトベトは、だいぶ減りました。


撮影にご協力いただきました飼い主様・患者様に深く感謝いたします。
2024年04月30日 22:21

漢方生薬治療で脊髄空洞症の症状がすぐに改善したパグちゃんです

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💫脊髄空洞症があり、後ろ足の症状のあったパグちゃん🐶です。漢方生薬内服ですぐに症状が改善しました。

 

1.既往歴

脊髄空洞症

2.中医学による診断

腎陰虚・下半身の冷えからくる後ろ足の問題

3.治療

・腎陰虚漢方
・下半身を温め、後ろ足の経絡の通りを良くする漢方

4.飼い主様のご感想

漢方生薬を服用する前はウンチをする時に踏ん張りがきかず、うろうろ歩きながらウンチをしてたのが漢方を服用してから踏ん張りができるようなり、うろうろする事が減りました。
ジャンプで登れなかった椅子にも登れるようになっててびっくりしています。
毎日元気でヤンチャに過ごしています。
5.獣医師からの補足説明
一年ほど前から治療しています。
内服開始1週間ほどで、症状改善し、その後漢方生薬内服量を減らし、現在とても良いコンディションです。

📕脊髄空洞症など脊髄疾患や骨髄の病気は、中医学では、『腎』の問題と考え、その漢方生薬治療で改善します。

当院の治療は、こちら→こちらをご覧ください。→慢性腎臓病の漢方治療

撮影にご協力・ご理解いただきました飼い主様・患者様に深く感謝いたします。
 
2024年03月08日 13:39

腎臓病・皮膚炎・脊髄空洞症・水頭症のあるワンちゃんです。

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1.既往歴

慢性腎臓病・細菌性皮膚炎・キアリ様奇形があり脊髄空洞症・水頭症のみられる

2.中医学による診断

腎陰虚・湿熱症
脊髄神経系のいくつかの病気は、中医学では、腎臓と関係があると考えます。

3.治療

脳脊髄神経疾患に有効な漢方と腎臓病漢方(尿蛋白漏出抑制漢方・血中老廃物排泄を促し血液検査での腎数値を下降させる『デトックス漢方』)当院の治療は、こちらをご覧ください。→慢性腎臓病の漢方治療

4.飼い主様のご感想

漢方薬を飲み始めてから、 痛みからくる食欲不振・震えなども無くなりました。 症状もなくなり、腎臓の検査結果も問題ありません。また、いつも夏にかけて出来ていた皮膚炎がなくなりました。今年11才になりますが毛並みもパサパサ感がなくなり落ち着いてます。漢方薬は、副作用がないので安心です。

⭐️獣医師からの補足説明


若い頃から腎臓病と皮膚病、後頭部周囲の奇形により、脊髄空洞症・水頭症が見られるという診断を受けていたわんちゃんです。
水頭症の関係からか、漢方生薬内服前は頭頸部の痛みからくると思われる食欲不振・震えが度々ありましたが、現在は漢方生薬内服でこれらの症状は無く、とてもお元気です。


🌟漢方生薬内服後の尿蛋白漏出抑制効果を判定した検査結果の画像になります。
この尿中蛋白/クレアチニン比検査は、数値が0.5以上は異常との判定になります。2022年2月26日は1.01(画像右)
この頃は、通常使用される錠剤の尿蛋白漏出抑制剤を内服していましたが、数値は異常値でした。
2023年10月29日は0.09(画像左)でこの頃は、漢方生薬のみ内服です。

2024年01月16日 23:23