ここでは、特にご相談の多い細菌やマラセチアによる皮膚炎・外耳炎の漢方生薬治療についてご説明いたします。
漢方生薬による皮膚疾患の治療では、症状だけでなく、その背景にある状態を踏まえて対応していきます。
当院では、主に以下の3つの視点から治療を組み立てています。
3つの視点
1.細菌・マラセチアの増殖に関わる状態2.皮膚の赤み(炎症)
3.皮膚の痒み
これらを個別に捉え、状態に応じて処方を組み合わせていきます。
こうした状態を整えることを目的とした処方を行います。
1. 細菌・マラセチアの増殖に関する考え方
細菌やマラセチア(真菌)は、湿度の高い環境で増殖しやすい特徴があります。
中医学では、このような状態を「湿熱」として捉えます。
当院では、体内環境に配慮しながら、こうした状態を整えることを目的とした処方を行います。
2. 皮膚の赤みについて
皮膚の赤みは、炎症反応として見られることが多く、中医学では「血熱」として捉える考え方があります。
状態に応じて、このバランスを整えることを目的とした処方を行います。
3. 皮膚の痒みについて
痒みの症状は、中医学では「気の偏り」や「体質」と関連づけて考えられます。
当院では、こうした背景も踏まえながら、痒みの出方や全身状態に応じて対応していきます。
治療の進め方
これらの要素を踏まえ、診察および検査結果をもとに状態を評価し、段階的に処方を組み合わせていきます。
西洋治療では
皮膚疾患では、
- 抗菌・抗真菌治療
- 炎症を抑える治療
などが行われることが一般的です。
当院での位置づけ
再発を繰り返す皮膚炎や、年齢とともに変化してきた皮膚トラブルなどでは、
体質面も含めた対応が選択肢となる場合があります。
すべての症例に当てはまるものではありませんが、状態や経過によっては、別の視点からの治療として検討いただけます。
治療後に見られる変化について
これまでの経過の中で、皮膚の状態以外にも、
- 消化器の状態
- 活動性
- 被毛の状態
などに変化が見られるケースもあります。
まとめ
皮膚疾患に対する漢方生薬治療では、症状そのものだけでなく、背景にある体内環境や体質にも目を向けながら対応していきます。


