脈診の基礎
脈に触れて身体の状態を確認する方法を、**「脈診」**といいます。
脈診は中医学における診察方法の一つで、当院でも診察時に身体の状態を確認するために行っています。
また、ご自宅でも日常的に脈に触れていただくことで、普段との違いに気づく一つのきっかけとして活用することができます。
観察のポイント
ご自宅で確認する際は、以下の4つのポイントを目安にします。
① 巾(はば)
・広い
・中間
・狭い
② 位置(上・中・下)
・上:軽く触れて感じる脈
・中:中間の深さで感じる脈
・下:やや押して感じる脈
③ 力強さ
・強い
・中間
・弱い
④ 速さ
脈の速さについては、普段と比較して回数に大きな変化がないかを確認します。
脈拍数には個体差があり、年齢や身体の状態などによっても異なります。
見方の目安
①〜③については、身体の状態によって変化が見られることがあります。
④については、普段の状態と比較して大きな変化がないかを確認します。
大切なのは、一度の脈だけで判断するのではなく、普段の状態を知っておくことです。
補足
脈診は非常に奥深い診察方法であり、脈だけで診断が確定するものではありません。
専門的な診察では、脈の状態だけでなく、その他の診察所見や症状、体質、これまでの経過など、複数の情報を総合して身体の状態を評価します。
ご自宅では、まず上記の4つのポイントから、普段との違いを確認していただくことが一つの目安となります。


