便秘に対する漢方生薬治療について
※便の画像を含みます。
ご覧になる方への配慮として、一部加工を行っています。
掲載している画像は、当院で漢方生薬治療を行っている猫の一例です。
治療経過の中で排便状態に変化が見られ、便の形状や量などにも変化が確認されています。
当院では、日常的に無理なく排便できる状態を目標の一つとして、身体の状態を確認しながら治療を行っています。
診察での一場面
獣医師
「この子は毎日、良い便が出ていますか?」
飼い主様
「うーん……良いと思います。」
このようなやり取りの中で、飼い主様が考える「良い便」と、診察で確認したい排便状態との間に違いがあることがあります。
特に猫では、排便回数だけでなく、便の硬さや量、排便時の様子などを日頃から確認しておくことが大切です。
便秘の捉え方
便秘には、便の硬さや排便回数の変化、排便時の負担など、さまざまな状態があります。
そのため、便だけを見るのではなく、食事や水分摂取、年齢、全身状態なども含めて確認することが大切です。
中医学から見た排便
中医学では、排泄も身体全体の働きの一つとして捉えます。
また、中医学には、「肺」と「大腸」は互いに関係が深いという考え方があります。
これは「肺と大腸の表裏関係」と呼ばれる中医学の考え方の一つです。
そのため、排便の状態についても大腸だけを単独で見るのではなく、体質や身体全体の状態との関係から捉えていきます。
当院での治療
当院では、現在の排便状態だけでなく、体質や年齢、全身状態、これまでの経過などを確認したうえで、個々の状態に応じた漢方生薬治療を行っています。
治療経過の中で、排便のリズムや便の状態に変化が見られるケースもあります。
まとめ
便の状態は、日常の身体の変化を知るための一つの手がかりとなります。
排便回数だけでなく、便の硬さや量、排便時の様子などを日頃から確認しておくことも大切です。
排便について気になる変化がある場合には、現在の状態を確認したうえでご案内いたします。


