肺水腫や胸水が見られ、利尿剤の使用について腎臓への影響が懸念される場合など、治療の選択に迷われる場面も少なくありません。
そのような場合には、一度ご相談ください。
心臓病にはいくつかの種類があります。
小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症、
大型犬に多い拡張型心筋症、
猫に多い肥大型心筋症
などです。
ここでは、ご相談の多い僧帽弁閉鎖不全症を中心に、当院での考え方をご説明いたします。
僧帽弁閉鎖不全症では、経過の中で咳や呼吸状態の変化が見られ、進行に伴い肺水腫などが生じることがあります。
一般的な治療では利尿剤などが用いられますが、状態によっては腎機能への影響が課題となる場合もあります。
当院での治療の考え方
心臓病の状態は、病気の進行度だけでなく、咳や呼吸状態、全身状態などによっても異なります。
漢方生薬による治療では、一つの症状だけを見るのではなく、診察および検査結果、これまでの経過を含めて全身の状態を総合的に評価します。
そのうえで、その時点での状態に合わせた漢方生薬治療を行います。
これまでの経過の中で、咳については早い段階で変化が見られることもあり、また、進行前から対応することで、その後の経過が安定するケースもあります。
一方で、進行した状態においても、全身の状態を踏まえながら対応しています。
漢方生薬による治療はすべての患者様に当てはまるものではありませんが、現在の治療で迷われている場合には、選択肢の一つとなることがあります。


