説明
11歳のウェストハイランドテリアの女の子です。
細菌性外耳炎
細菌性皮膚炎(膿皮症)
心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)
慢性腎臓病
があります。
飼い主様のご感想
『細菌性外耳炎で週1で外耳道洗浄で通院してましたが、週1でも改善されず、抗生剤もステロイドも効かなくなって、耳道切開の外科手術のお話までいきましたが、先生が漢方を始められて、まだどの子もやったことないけど漢方のお茶(外用剤)で洗浄してみましょうかと言われて、戸惑いもありましたが、先生の作られた外用剤で洗浄と湿熱の生薬を飲ませてから、通院することもなくお家ケアで済んでいます。耳垢は毎日出ますが、グジュグジュはなくなってお耳の掃除もしやすくなりました。ブルブルもできなかったくらいにお耳がひどかったのに、今ではブルブルも普通にできるようになりました。お耳の位置も普通に戻りました。皮膚も弱かったけど、膿皮症もできにくくなりました。
また、心臓も僧帽弁閉鎖不全症を患っていて、腎機能も低下してきましたが、循環器の漢方で夜の咳もなくなって、腎機能改善の漢方で数値も標準値に戻りました。最近の心臓のレントゲン検査ではビックリすることがありました。心臓の弁が真っ直ぐになってました。湿熱の漢方が結果的に良かったみたいで、まだまだ漢方は未知数だと思いました。
循環器と腎機能の漢方を飲ます前は元気がなく、お散歩も拒否してましたが、漢方を飲んでからお散歩も元気に行くようになってお家の中でも活動してる時間が増えました。
抗生剤、ステロイドが悪い訳ではありませんが、漢方なら臓器にも優しいから安心して服用しています。』
漢方生薬内服の経緯
細菌性外耳炎に対する治療→皮膚病の漢方治療
漢方薬の内服と外耳炎用外用剤を使用しました。
(多種類の抗生物質を使った経緯がないにもかかわらず、抗生物質の効かない薬剤耐性菌が検査で検出されました。)
心臓病に対する治療→心臓病の漢方治療
通常の錠剤の内服薬のお薬で治療していましたが、
2022年の夏の夜に急に呼吸状態が悪くなりご来院されました。
この頃から、循環器用の漢方生薬の内服を始めました。
慢性腎臓病に対する治療→慢性腎臓病の漢方治療
腎臓や消化器の機能改善し、血液中の老廃物を体外に排出する「デトックス」漢方を使用することにより、血液検査上の数値も改善しました。
今後の治療方針
現在とても良好な状態を維持することができ、ご本人もとてもお元気です。
今後時間の経過とともに、心臓病に関して、肺水腫などの症状が見られたとしても、腎臓の数値上げるような利尿剤を使用することなく、肺水腫を改善する漢方生薬を使用すれば、快適な状態が維持できると考えています。
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静岡動物漢方鍼灸センター
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2023年12月28日 16:42