静岡動物漢方鍼灸センター|静岡県葵区西草深町|動物病院

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⭐️慢性発咳の漢方治療、開始2週間で咳は20%に減少。

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📕発咳に対する当院の漢方生薬内服治療の解説
この患者様は、循環器疾患からの発咳+もともとの呼吸器の問題からくる発咳がありますが、順調に減っています。

当院の漢方生薬治療では、
循環器疾患からの発咳に関しては、
内服1週間〜2週間で80%が減少し、約半年後にはほとんど咳が出なくなると、飼い主様はおっしゃいます。
チャンピオンデータではなく、ルーチンな治療成績です。

小型犬の心臓病に多い僧帽弁閉鎖不全症に関してはACVIM MMVD stageB2までであれば、当院の漢方生薬治療でこのぐらいの治療成績を収めることができます。

時間の経過とともに、病気が進行して肺水腫になったとしても、肺水腫を改善する漢方もあり、また、それ以外にも改善する漢方のテクニックがあります。
 
⭐️初診からのご様子
この患者様は、初診時、咳は、湿っており、触診では身体の浮腫みがありました。
西洋獣医学的検査と中医学診察を実施

⭐️診察・検査
📗西洋獣医学的検査における問題点
慢性発咳(呼吸器の問題?)
僧帽弁閉鎖不全症(ACVIM MMVD stageB2)

整形外科学的検査で以下の異常を認める
右手根関節屈曲時クリック音(+)
両側膝蓋骨脱臼(+)
右側根関節屈曲時クリック音(+)

📕中医学診察における問題点
気陰両虚
消化器の問題

身体の浮腫み
→湿った咳が出ることから、利湿(体内の湿気を取り去ること)が必要です。
利湿の概念は、残念ながら西洋治療にはなく、また漢方サプリメントなどでは経験上難しいです。
適切な漢方生薬内服により改善します。


⭐️治療内容
陰虚体質改善改善
消化器漢方
循環改善漢方
呼吸器漢方
薬膳スープ
鍼灸治療

⭐️治療経過
発咳頻度に関して
漢方生薬内服前を100%とすると
内服1週間で50%に減少。
内服2週間で20%に減少。

身体の浮腫みも減りました。

ご本人は、発咳の経過が長かったとのことです。
上手に漢方生薬が飲めて、飼い主様も一生懸命お薬をのませていただいております。
さらに咳が減少し、生活の質が向上すると良いです。

漢方生薬は、その効果は、とても早く『長く飲んでゆっくり効く』というものではありません。

漢方生薬によるとても良い治療が当院にはあります。

当院の治療はこちら→心臓病の漢方治療
2024年08月30日 18:58